断る

大阪。
昨晩。
度々仕事でお世話になっている
こばやしけん太さんが、ご飯に誘ってくれた。





早くホテルに戻って寝たいなあ。。とか、
ちょっとひとりでダラダラしたいなあ。。などと思い、
「うーん、、、いかない」と言ったら、





「まあ、まだ迷う時間はたっぷりありますよ」と。




。。きっぱり断ったはずなのに。。おかしいな。。




「その、行こうとしているところ、私、好きそう？」と聞いてみた。




「にしおかさんが好きか嫌いかでいったら、嫌いだと思います」



「。。。」




「店が汚いです」



「そんなに？」



「はい。想像を超えます。あと、キャベツが置いてあるんですけど、知らないおじさんとシェアしながら食べます」



「なんで？」



「なんで？、、立ち食いだからでしょうね、もともと座るとこないです。串屋さんです。ごった返してますよ」




「え、人気ある店なの？」




「はい。常に混んでます」



「なんで人気があるの？」




「わかりません。まあ、でもあえて言うなら、、らしさ、、ですかね。行く気になりました？」




。。ならない。




その日はお断りして、
ホテルでぐっすり寝た。




今朝。
すっかり元気になってみると、
その店に行ってみたかったな、、などと
勝手なことを思った。




仕事も終わり、
帰りの新幹線。



こばやしさんが、
「にしおかさん！」と豚まんを買ってきてくれた。




車内で食べる。
めちゃめちゃ美味しい。
具もだが、生地がもっちりふっくらで、
幸せな気持ちになる。




あまり社交的でない、だめな私。



こばやしさんは、
仕事で、ご一緒する度に
道中での食の楽しさを教えてくれる。



優しいなあ。