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Channel: にしおかすみこ オフィシャルブログ powered by Ameba
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早朝

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早朝。寝ていた。




仕事先の若い女性スタッフさんからラインが来た。
「仕事が飛び飛びで、まとまった休みもとれず、実家に帰るには日にちが足りず、東京に残ったら独りぼっち感が半端ないんです。私事の押しつけだと承知しています。すみません、にしおかさん、お汁粉食べに行きません?」と。




。。丁寧。。何となく気持ちもわかるけど。。でも。
「朝から?」




「朝、やってる店探しました」




「。。何で、お汁粉?」




「甘いもの好きですよね」




好き。。でも。早朝浮かれて食べに行くほどではない。
ないなら、ないでいい。
寒い中出かけたくはなかった。
「。。ちょっと考えていい?」




「だめです」



「え?」



「冗談です」



。。選択権がないのかと少しドキドキした。「彼氏とか、ほかにいないの?」



「彼氏いません。友達、全員帰省中です。にしおかさん眠いですよね、もう少し後でもう一度コールしましょうか」




「そうしてもらえると嬉しいな」



「はい!30分後に起こしますね。その後、5分置きにスヌーズのようにかける感じはどうでしょう」




「。。いやだ」





「だめですか?!」



「。。いや、起きた。行くよ」





二人でお汁粉を食べた。
こんなお正月は初めてだ。
行ったら、行ったで楽しかった。





一応、思いきって聞いて見た。
「私、そこまで、すんごい親しいわけでもないよね。けっこうな年上と話して疲れないの?よく誘ったねえ」と。




「はい!疲れません!来てくれると思ったんです!もう親しいって言っても大丈夫ですか?」




「。。うん。親しい」
よくわからないが、なつかれているようだ。。いや。バカにされているのだろうか。




可愛いらしいので、よしとしよう。

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